マイクロフィルム作成
マイクロ写真は撮影する被写体や使用に応じて使用するフィルム及びカメラを使いわけ撮影します。
フィルムには16mm幅のフィルムと35mm幅のフィルムがあり、カード状のフィルムに多数画像を整列して
写すマイクロフィッシュなどがあります。
カメラには平床式・輪転式・フィッシュフィルム用などがあります。
= マイクロフィルムにするメリット =
T.省スペース化
情報のマイクロフィルム化をする事ににより保管スペースに余裕が生まれます。
膨大な量の紙情報を高い画質で縮小しマイクロフィルムに写します。
長さ100ft(30.5m)の16mm幅のフィルムでA4資料が約3000ページ撮影できます。
U.長期保存
適切な保管状態の下にあれば半永久的に保存が可能です。
V.情報の安全性
原情報から撮影したマスターフィルムとマスターファイルムをコピーした複製フィルムを別々の場所で管理
する事で災害などから情報の紛失を防ぐ事が出来ます。
W.規格の統一化
世界的にマイクロフィルムの規格が整備されているので国際的にも互換性が保障されます。
X.法的証拠能力
商業帳簿や営業に関する重要書類を一定の要件の下でマイクロ写真に保存する事により
作成したマイクロフィルムに法的証拠能力を持たせる事が出来ます。
マイクロ写真が証拠能力を有している事は国内外の裁判所でも実証されています。
Y.デジタルデータへの変換
マイクロフィルム情報をPC等での閲覧を可能にするためにフィルムをスキャンしてデジタルデータに
変換する事が出来ます。
以上の点から情報のマイクロフィルム化には多くのメリットがあることがわかります。